交通事故などで車が破損することは容易に想像できますが、当然ながらナンバープレートも事故の衝撃で凹んでしまったり割れてしまうことがあります。

このとき、車を修理して損傷したナンバーをそのまま装着して走行すると法律違反となる可能性があります。

道路運送車両法19条(抜粋)

  • 自動車は、国土交通大臣又は第二十五条の自動車登録番号標交付代行者から交付を受けた自動車登録番号標を国土交通省令で定める位置に、かつ、被覆しないことその他当該自動車登録番号標に記載された自動車登録番号の識別に支障が生じないものとして国土交通省令で定める方法により表示しなければ、運行の用に供してはならない。


このように、文字がハッキリと見えていないナンバーを装着して走行することは違法となる恐れがあります。

したがって、ナンバーが損傷した場合は元通りに修理するか再交付するかの2択になります。

そこで今回はナンバープレートの再交付について解説したいと思います。

再交付には2種類ある!?

ナンバーの再交付には次の2種類があります。

  1. 新しいナンバーを交付する(番号が変わる)
  2. 同じナンバーを再交付する(番号はそのまま)


1新しいナンバーを交付するのは、ナンバーを変更するのと同じですのでいつでも選択することができますが、2同じナンバーを再交付したい場合は条件があります。

その条件とは、「ナンバーの文字が読み取れること」です。

文字が読み取れるかどうか判断できるということはナンバーが手元にあることが前提となります。つまり、盗難や紛失の場合は同じナンバーを再交付することはできないことになります。

また後程詳しく説明しますが、同じナンバーを再交付する際は損傷したナンバーを返納する必要があります。たとえ返納できたとしても文字が読み取れなければ当然同じナンバーの再交付はできません。

ここでは、小牧自動車検査登録事務所において同じナンバーの再交付する場合(普通車)について解説していきます。

1.ナンバー再交付に必要な書類を準備する

まずはナンバー再交付に必要な書類を確認しましょう。実はかなり簡単です。

ただし、ここでは普通車でかつ損傷したナンバーが読み取れる場合に限ります。

  1. 車検証またはそのコピー
  2. 自動車登録(車両)番号標再交付申込書

車検証またはそのコピー

名義変更では原本が必要となるのですが、再交付についてはコピーでも問題ありません。

車検証は免許証と同様に不携帯で運転すると法律違反となりますので、紛失などしないようできるだけ持ち出すことは避けた方がよいです。

よってコピーを選択することをおすすめします。

自動車登録(車両)番号標再交付申込書

これは特定の様式の書類なんですが、以前は手書きの書類でした。

しかし現在、小牧自動車検査登録事務所では専用端末が設置してあり、車検証を見ながら必要事項を入力すると申込書を印刷してくれるようになっています。

なので事前に準備していなくても大丈夫です。

2.書類を持って小牧自動車検査登録事務所に行く

書類を持って(といっても車検証があればOK)小牧自動車検査登録事務所へ向かいましょう。


ちなみに土日祝日を除く平日しか開庁していませんのでご注意ください。

窓口が16:00までなので注意!

市役所などのお役所は通常17時とか17時15分まで窓口が開いているのですが、運輸局は16時までとなっていますので注意が必要です。

特に車の手続きは、異なる複数の窓口で手続きを行わなければならないため、手続きの途中でタイムオーバーになってしまうこともあり得ます。なるべく早めに到着するようにした方が良いです。

また、職員の昼休みが設けられていて11:45~13:00までは窓口が閉まりますのでこの点にもご注意ください。

15時以降が空いている!?

午前中や昼休み後は多くの業者が詰めかけていて混雑することが多く、運が悪いと1時間程度待たなければならないときがあります。

しかし、窓口が16時までということもあって15時以降は人が減って空いてきます。(絶対ではありません!)

ですから、待つのが嫌いな方は遅めの時間を狙った方がスムーズに手続きを進めることができます。しかし、なにか不備があったときに対応する時間が無くなってしまい出直さなければならなくなるというリスクもありますので、手続きに慣れていない方にはお勧めできません。

3.端末を操作して自動車登録(車両)番号標再交付申込書を作成する

到着したらまずは必要書類の自動車登録(車両)番号標再交付申込書を作成します。

作成方法は、現場に備え付けられている端末を案内に沿って操作し車検証を見ながら必要事項を入力して印刷します。

<外観>

<内部>

⑬希望ナンバー交付窓口の隣に専用端末があります。

4.①窓口に必要書類を提出して承認を受ける

端末を操作して自動車登録(車両)番号標再交付申込書を作成したらまず誤字脱字がないか内容の確認をしましょう。

問題なければ、自動車登録(車両)番号標再交付申込書と車検証(またはコピー)を①窓口に提出して運輸局の承認を受けます。

<外観>

<内部>

このとき、直接窓口の職員に渡してOKです。

名義変更などの登録の場合、書類をクリップなどで束ねて専用BOXに入れる仕組みになっており直接職員に渡すことはありません。しかし、ナンバー再交付のための承認については直接渡すことができます。(むしろ直接渡すように言われます)

5.⑫ナンバー交付窓口でナンバー代を支払い引換券をもらう

承認が完了すると書類を返却してもらえますので、書類を持って⑫ナンバー交付窓口へいきます。


窓口でナンバプレート代を先払いし、引換券をもらいます。ちなみに愛知県の場合、通常のペイントのナンバーは730円/1枚(令和2年8月現在)となっています。

同一ナンバーは受注生産ですので即日交付されません。よって1日で手続きは完了しないことになります。

面倒ですが引換券に記載された指定日以降に受取りに来る必要があります。ナンバー再交付までだいたい4日程度(土日祝日を除く)かかります。

※令和2年8月現在、新型コロナウイルスの関係で再交付に時間がかかっているようです。

6.⑫ナンバー交付窓口で損傷したナンバーを返納し新しいナンバーを受け取る

引換券の指定日以降に再度⑫ナンバー交付窓口に出向き、引換券と損傷したナンバーを提出すると同じ番号の新しいナンバーが交付されます。

これで再交付手続きは完了です。

後面のナンバーは要注意!

普通車で後面のナンバーの再交付をする場合、封印が必要であることに注意が必要です。

封印とはナンバーを留めるボルトの上にかぶせるキャップのようなものです。たかがキャップなんですが、これがないと公道を走行することができません。

よって、車を一度運輸支局を持ち込まなければならないということになります。

同一ナンバーの再交付を受けられるということは損傷が軽い(文字が読み取れる)ということですから、再交付を受ける車で来庁するようにしてください。

一方で前面のナンバーの場合は封印はありませんから、取り外してナンバーだけ持ち込んで返納し、新しいナンバーを持ち帰って取り付けるだけで公道を走ることができます。

まとめ

いかがでしたか?

再度確認すると、ナンバーが損傷し文字が読み取れる場合なら同一ナンバーを再交付することができます。

再交付に必要な書類は次のとおり。

  1. 車検証またはそのコピー
  2. 自動車登録(車両)番号標再交付申込書

再交付までは4日程度かかります。

名義変更や新規登録は1日で完結するのに対し、同一ナンバーの再交付は2回運輸支局に行かなくてはならない点が一番面倒なところではないでしょうか。

参考にしてみてください。